今日は少し恥ずかしいお話をします。
私がダイハツを辞めてから、
ネットワークビジネスも辞めて、
借金のどん底にいたときのお話です。
サラリーマンマインドから
自営業マインドに完全に
切り替わった瞬間があります。
遡ること２００４年の夏。
私はヤフーのキャンペーンスタッフを
派遣のバイトでしていました。
そもそも、このバイトは友人に
『女の子としゃべってて楽しそうやで』
と言って勧められたバイトでした。
とりあえず、
やってみることにしましたが、
入ってみると地獄でした。
ブースに入ったら必ずひとり１件は
契約をとらなければならなくて、
１日に４回、会社に報告の電話をかけて
契約をとれていなければ２０分ぐらい
怒声で詰められる仕事でした。
簡単な研修だけでいきなりブースに
放り込まれた私には、
契約なんてとれるはずもなく
詰められる毎日が続いていました。
そして、
格差を感じることが起こります。
とれるスタッフはどんどん優遇されて
とれないスタッフはクソブースに
どんどん回されていくのです。
和歌山の田舎の服屋さんの前や
人々が目の前を自転車で通っていく
商店街の酒屋さんの前など。
『こんなとこでとれるわけがない』
と思いながらやっていました。
１件もとれない日が続くと
０件研修という１時間の研修を
受けてその際の時給も交通費も
出ないというルールがありました。
ある日、
和歌山の田舎の服屋さんの前で
ブースを組んでやっていたとき、
やはり１件もとれずに、
報告の電話をしましたが、
『０件研修やから帰ってこい』
とのことで、
和歌山から大阪市内まで戻ることに。
そして、０件研修でさらに詰められて、
終わって帰ろうと駅まで行ったら、
サイフには２０円しかなく
帰れなくなってしまいました。
そもそも、ギリギリのお金しか
持ってなかったので、
当然といえば当然なのですが。
友人に連絡をしたら、
『ちょうど堺に行く用事があるから
通り道の駅で拾うから、そこまで
歩けるか？』とのこと。
歩くしかないと思い、
２時間ぐらいかけて歩いていました。
そのときに、急に涙が溢れてきて、
自分の情けなさや無力さが身に染みて、
悔しくて涙が止まらなかったです。
『俺はほとほとお金には縁がないな・・・』
そのときに、自分の中で何かが壊れて
変わり始めました！
そして限界までいくと人間は大きく
変わり始めることを知りました。
それから、
強くなっていった気がします。
結局、ヤフーのバイトは給料より
携帯代のほうが高くて赤字になり
１カ月で辞めました。
２００４年の７月、
私にとっては忘れられない
１カ月となりました。
そして、変わるきっかけをくれたので
今でもあの仕事には感謝をしています。
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